本命馬の日曜競馬

本命馬の日曜競馬

前日はGⅠ戦8鞍と天手古舞だったアメリカ競馬、10月1日の日曜日はG戦2鞍と気が抜けたような静けさでした。

ベルモント・パーク競馬場で行われたミス・グリロ・ステークス Miss Grillo S (芝GⅢ、2歳牝、8.5ハロン)は、前日のピルグリムの牝馬ヴァージョンで、firm の芝コースに9頭立て。キャリアの浅い若駒の中からイーヴンの1番人気に支持されたシグニフィカント・フォーム Significant Form は、記録上は未勝利。実は8月27日のデビュー戦は1着で圧勝したものの、進路妨害で7着に降着となっていました。今度こそ、ということでの1番人気。
8番人気(57対1)ライフ・タイム・シチズン Life Time Citizen の逃げを3番手で追走したシグニフィカント・フォーム、直線で外から前を捉えると、6番手から更に外を通って追い込む3番人気(6対1)のベスト・パフォーマンス Best Performance に1馬身差を付けて人気に応えました。5番手を進んだ2番人気(2対1)のオーボリューション Orbolution が1馬身4分の1差の3着。
チャド・ブラウン厩舎、イラッド・オルティス騎乗のシグニフィカント・フォームは、これで晴れて初勝利を記録するとともに、G戦も初勝利となります。当然ながらBCジュヴェナイル・フィリーズ・ターフを狙うことになると思われます。

そしてサンタ・アニタ競馬場ではジョン・ヘンリー・ターフ・チャンピオンシップ John Henry Turf Championship (芝GⅡ、3歳上、10ハロン)。こちらも firm の馬場で、1頭が取り消して8頭立て。ここ3戦のG戦では勝てていませんが、春にサン・ルイ・レイ・ステークス(芝GⅡ)などG戦に2勝したイッツインザポスト Itsinthepost が8対5の1番人気。
4番人気(7対1)のプライム・アトラクション Prime Attraction が逃げ、イッツインザポストは3番手。第4コーナーで一旦4番手に下げた本命馬でしたが、直線では内を衝き、逃げ馬と2番手を進んだ5番人気(8対1)フランク・カンヴァセーション Frank Conversation の間を割って追い込み、逃げたプライム・アトラクションをゴール寸前で頭差交わしての優勝。2馬身4分の1差でフランク・カンヴァセーションが3着でした。
ジェフ・マリンズ厩舎、タイラー・ベイズ騎乗のイッツインザポストは、これがG戦3勝目となる5歳せん馬。サン・ルイ・レイのあとは4月にエルクホーン・ステークス(芝GⅡ)も連勝し、そのあとチャールズ・ウィッティガム(芝GⅡ)5着、ユナイテッド・ネイション(芝GⅠ)も5着、前走デル・マー・ハンデ(芝GⅡ)2着と、4戦ぶりの勝利となりました。次はBCターフになる模様。

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